2007年06月21日

マンション熱沸騰女の嫌がらせ

誰かが力尽くでとめないと
どうにもとまらないところまで盛り上がった私は、
次のステップをどのように進んで良いか悩んだ。

女の身でぽーんとマンションを勢いで購入することに
躊躇したからである。

「決断できなーい。だって、女の子だもん。涙が出ちゃう」

・・・これだから女は困るよ。


そうは言っても
素敵なダーリンが「ここに決めよう!」と
手を取って導いてくれるわけではないので、
次のステップにはひとりで進まざるを得ない。

そこで私は
適切なアドバイスをくれそうな友人に、
手当たり次第意見を求めはじめた。

電話や飲みの席でみんなの意見を聞いたけど、
「買っちゃえ、買っちゃえ」と
お気楽な返事しか出ない。

私がどれだけ真剣かをアピールするため、
不幸の手紙のようなメールを送ることにした。


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飲みの席での相談は
軽くあしらわれるばかり・・・。

2007年05月20日

ふたたび身もだえる私

微熱程度のマンション熱を維持しつつも、
その後遅々として進まなかったマンション探しではあったが、
ポータルサイトの不動産情報を見ていて
「これだ!!」というものを見つけた。


その物件は、
今私が住んでいる東松原にあった。
1階ではあるが75㎡の2LDKとかなり広め。
間取りもなかなかの印象だったので、
しばらくお休みしていたマンション見学に
久々に出向くことにした。


かなり良い!!

一目見て惚れ込んだ私は、
以前の世田谷代田の物件以上に舞い上がった。
築20年にしてはかなりきれいな外観とオートロック。
内装はリフォームされていないので、完璧とは言えないが、
造りがしっかりしているので、壁紙を張り替えれば
全然問題なさそうであった。
そして庭が結構広い。

前回もマンションに住んだときの生活を想像して
家具メーカーのサイトなどをのぞいていたが、
今回はここで犬を飼うことまで想像しはじめた。
かなりいっちゃっている感じである。

前回以上のテンションの高さに、
誰かが力尽くでとめないとどうにもとまらない気がしてきた。


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愛犬パグと散歩する予定の道
妄想は果てしなく続く

2007年05月13日

身近に生息するマンション仲間

人間、一度テンションが上がってから、
下がると急に脱力感におそわれる。

根がめんどうくさがりで、飽きっぽいので、
なんだかどうでもよく思えてきた。

べつに賃貸だって良いんじゃない?

飽きたらすぐ引っ越せるしなどと、
今までの苦労をすっかり忘れて思いはじめてきた。

そんな頃、友人に私のマンション探し物語を語ったところ、
意外と身近に30代独身女でマンションを買った
もしくは買おうと思っているという人間が多いことを知った。


女も30歳を過ぎると、
誰もが白馬の王子への期待は少なくなり、
自分の力で生きていかなければと思うようになるようだ。


意外とみんな即決していることに驚く。

私のようにダラダラと物件探しを続けるのではなく、
少ない人で3~5件、どんなに多く見ている人でも
10件は見ていないようだ。

みんな、インスピレーションと勢いで決めてしまっている。
みんなのバラ色マンションライフを聞いていると、
単純ではあるが、
ダウンしていたマンション熱が徐々に上がりはじめてきた。


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本日のお弁当
お昼休みにマンションのことを熱く語る私に
同僚は「またか…」と冷ややかな視線を送っている

2007年05月05日

身もだえる私

金額は交渉してもらうこととなったが、私はかなり乗り気であった。

いわくつきということもあり、
金額の割にかなり広いこの物件にすむことになったらどうする?
なんて思いをめぐらし、妄想はふくらむばかり。


リビングとダイニングは壁をぶち抜いて広く使おうとか、
寝室はフローリングに変えようなど、
大規模リフォームまで思い描きはじめた。

「あああーどうしようー!!」と買う気マンマンで身もだえはじめた。


私は、こうと決めたらテコでも動かない頑固者である。

もう、いまにも申し込んでしまいそうな勢いだったので、
冷静な意見を言ってくれそうな友人達にかたっぱしから電話をしてみた。

「・・・・ノーコメント」「私だったらやめとくな」「古すぎるよ」など、
ネガティブな意見ばかり。

彼らの意見を聞いても心が揺らがないようなら決心しようと思っていたが、
だんだんと心の温度が下がってきた。


「あれ、あれ、あれ・・・?」
「本当にこの物件欲しかったんだっけ?」
「いや、冷静に考えたらそうでもないかも」
などと思い始め、
はじめて心を動かされた物件は断念することとなった。


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某家具メーカーのサイトを見て
マンション生活に思いをめぐらす

2007年04月30日

いわくつきの物件

びびりつつ、O不動産のK氏が語ったこの物件の安さの理由は驚くべきものだった。


まず、環七が近いこと。
これはまあ、二重サッシだから窓を閉めれば騒音は10階なので気にならないし、
夜はかえって車のライトがキレイに見えるかもしれない。

築30年である。
これはまあ、外観やエレベーター、内装がくたびれてはいるけど許容範囲かな。

リフォームしないとキレイではない。
これは出費が結構痛いけど、価格を少し交渉してその分離フォーム費用に回せばいいか。

お墓ビュー。
・・・ちょっとまて、今までにない展開。
南向きの窓を見下ろすと確かに寺と墓がばっちり見える。
まあ、10階だから上の方を見てる分には気にならないけど、一生の買い物だからなぁ、と
ちょっとテンションが落ちる。


実はこの物件、競売にかかっているんですよ。

!!!!!!

何、借金で首が回らなくなった主が家財道具も放り出し、
夜逃げ同然で逃げていったのか?

なんて妄想はふくらむ一方。
そうかんがえると、そのまま放置されているスキー用品などがわびしく映る。
どうやら現在は銀行が差し押さえているようだ。


そんなこんなの物件だけど、この広さ・立地はかなり魅力だったので、
「いろいろある物件だからもう少しなんとかなりません?」と交渉してみた。
「いかほどに・・・。」と尋ねるK氏に「3,000万を切りたい」と言うとかなり渋い表情。

現在銀行の担保となっている物件なので、
銀行側がこの価格でも売って良いと判断しないとむずかしいと言うことなので、
交渉してもらうことにした。


マンションからの夜の景色は格別と思われる

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2007年04月21日

環七沿いの物件

しばらくネットでの物件チェックの日々が続いたが、
心揺さぶられる物件を見つけた。

こんどは小田急線世田谷代田の物件である。
90㎡の3LDKでとにかく広い。

今度はO不動産のK氏とコンタクトを取り、
さっそく見学に出向いてみた。


世田谷代田は降りたことがない駅だった。
駅前は環七近くで、何もない印象。
K氏曰く、裏側には商店街があるとか。

歩くこと3分。
環七沿いにそのマンションはあった。

今まで見たマンションの中では10階建てとやや高層で、
築30年ではあるが、この間の池ノ上の物件ほどボロくはなかった。

エントランスとエレベーターは暗い印象。
エレベーターであがった最上階にその物件はあった。
まだ前のオーナーの荷物がそのままとなっているその物件は
薄汚れているがかなり広い。

でも、リフォームしてないから
池ノ上の物件の方が全然狭いのに良い印象なのは、
逆に考えるとリフォームすれば部屋の印象が全然変わるということだ。


過去2件物件を見て、
ちょっとだけマンション見学のコツがわかってきた私は
K氏にこう尋ねた。

「90㎡・3LDKで3300万というのは、かなり安い気がするのですが、
 安い理由は何ですか?」

言ってみてから、
自分が安いと思っていると言うことを先に伝えてしまったのは、失敗だったと思った。
これから金額交渉をするのに不利だと思ったからである。

だけれども、今までの物件も図面や営業トークでは良いことを並べていても、
実際見たり、突っ込んで聞くとマイナスポイントがあったので、
先制攻撃でその部分を突っ込んでみた。


すると、私の攻撃にビビりつつも答えてくれたK氏は、
予想もしなかったこの物件のマイナスポイントを話してくれたのである。


だんだんマンション見学に慣れてきたので、
質問攻撃で相手をびびらせている。
蓄積されたメモが財産に・・・。

2007年04月14日

ネットで見かける物件の謎

池ノ上の物件を見に行く途中で、やはり年季のあるマンションの前を通りかかった。

“Cマンション”、どこかで聞いたことがある。

そう、ポータルサイトの不動産ページで検索した際に沢山売りに出されていた物件である。


10件以上出ていたのでとても不思議だった。
いくら古い物件だからって、一気にこんなに何部屋も売りに出されるって
そうとうやばいマンションなんじゃないの?と思っていた。


がしかし、それは私の誤解であった。


S氏によると、一つの物件に対し色々な不動産会社が扱っている場合、
それぞれがポータルサイトに情報を載せると
重複して物件情報が出てしまうそうである。


したがって実際は同じ物件なのに、何部屋も売りに出されているように見えてしまうのだ。
実はS氏の会社も取り扱っているようなのだが、この時点で既に売約済となっていた。
なるほど、素人にはわからないことがいろいろあるんだなぁと納得。


これもひとえに親切なS氏と出会えたことにより得られた情報なので、
もし良い物件があれば彼から買ってあげたいな、
とちょっと情にほだされはじめた。


だけど、人の良い八百屋のおじさんから毎日野菜を買ってあげようと思うわけが違う。
情だけではなかなかねぇ。


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八百屋のオヤジじゃないんだから、煽られても即決はできませんよねぇ。

2007年04月07日

緑が見える物件


不安を抱えながら扉を開くと、恵比寿顔のオヤジが待っていた。


「ようこそいらっしゃいました」と笑顔で応対している。

「???誰この人」とS氏の顔を除くと、オヤジと挨拶を交わしている。


どうやらこの物件を直接扱っているのがこのオヤジで
S氏の会社はさらにそこから売りに出しているようだ。

なんだか手数料の二重取りをされているような不信感を持ったが
中古物件にはこのようなことはよくあるようだ。
以前ブログに書いた即決の男もこのように2社が介在してマンションを買っている。

中を見渡すと外観からは想像もできないほどきれいな物件だった。
恐るべしリフォームの力。
うがった見方をするとこれだけリフォームしなければ、なかなか売れない物件なのではないか?
日当たりも良いしお風呂にはテレビまで付いている。


ところが落とし穴はやはりあった。

この物件は“緑が見える”が売りだった。


見える、確かに見えるけど・・・。


引きつった顔の私に気づいたS氏が「どうしました?」と寄ってきた。
リビングのある部屋は南側が大きな窓となっており、そこには正面に緑があった。
一面緑で建物がないのもイイ。

がしかし、その緑は土砂崩れの崖のようであった。

荒れ放題の木はちっとも心を癒してくれそうにない。

一生モノと思って購入したマンションで、毎日この景色を見るのかと思うと
さきほどの外観のこともありちょっと厳しいなあ。

その時、新たなカップルが見学に訪れてオヤジはその対応をはじめた。
「ここは立地が良いからすぐに売れちゃうと思いますよ」と煽っている。


いやぁ、いくら勧められてもちょっとこれはねぇ。


ということで、カップルの接客に夢中のオヤジを残して、私は後ずさりをはじめた。

下北沢に買い物に行きたかった私は
S氏に丁重にお断りして、そのマンションの前で別れた。


駅へと帰る彼の後ろ姿はちょっと寂しそうだった。


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マンションで待ち受けていた親父によく似ている。

2007年03月31日

“委託管理”と“自主管理”

M不動産のS氏が紹介してくれた物件は、
井の頭線池ノ上駅近くであるが、下北沢へも徒歩で行けて、
“南向き日当たり良好、緑が見える物件、完全リフォーム済み”
と魅力的な言葉が一杯並んでいた。


前回のことを踏まえてまた徒歩で行くことにした私は、
S氏と池ノ上駅改札で待ち合わせた。
今度は徒歩での道順をきちんとリサーチしてきたらしいS氏と
数分歩いて見えてきた物件は

「・・・・」。


あまりの外観のボロさに言葉を失ってしまった。
いくら築30年以上の物件だからって、ここまでとは・・・。


でも気がついたらこの物件って
私の生まれた年に建てられているんだよね。
ってことは私の見た目もこんな風にくたびれているのかも。
そう考えたら気持ちがどんよりしてきた。

共用部分の通路に布団が干してあるのも、
所帯じみた雰囲気を醸し出している。


私の反応を察したS氏は、
「この物件は自主管理なんです」と申し訳なさそうに言った。

“自主管理?”

イマイチよくわかっていない私に
彼は分かりやすく説明してくれた。


マンションの管理は、住人が支払う管理費を積み立てて行っている。
管理の方法には大きく分けて2つ、
“委託管理”と“自主管理”がある。

“委託管理”とはその名の通り、
どこかの管理会社に管理を委託することで、
管理人がその建物に住み込む“常駐”と
昼間だけ管理人室に通ってくる“通勤”
および決められた日にまわってくる“巡回”の3種類があるようだ。

“自主管理”とはこの管理の委託を行わずに、
補修などが必要なときに話し合って
自分たちで管理を行うことだそうだ。


ここは戸数が少ないマンションなのに管理費がとても安く、
住人が“必要だ”と感じることが少ないのか
ほとんど補修をしていないようだ。


不安で顔にタテ線を作っている私を気にしながら、
S氏は目指す2階へと案内した。

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あこがれの池ノ上駅。
素敵な物件を想像したけど・・・。


2007年03月24日

M不動産S氏、2件目を紹介する

ちょっと頼りなさそうなM不動産のS氏ではあるが、
人は良さそうなので
内覧の帰りにオフィスに寄って少しお話をすることに。

インターネットには出ていない
レア物件なども紹介してくれた。

そのなかで、
築30年とかなり年代物ではあるが、
池ノ上の物件に興味を引かれた。


立地・広さ・間取りなど理想的だったので
ぜひ今度見学したい旨を伝え、
はりきったS氏と次の見学の日取りを決めて別れる。


マンション選びって、けっこう疲れるけど
今まで降りたことのない駅や場所に行けるので、
結構楽しい。


良い趣味になるかも・・・って
見ることだけが趣味になってはいけない、いけない。

おみやげに何件かよさそうな物件の資料ももらう。
他の人は平均何件くらいで決断するのかな?

このブログのオチが、
“やっぱり買うのやめました”とならないよう、努力したいけど、
女がマンションを買うって清水の舞台から飛び降りるようなモノだから、
そう簡単には行かないと思う。


このブログをご覧の皆様、
気長におつきあいくださいね。


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コーヒーを出されたけど、何度も中座して結構待たされた。
S氏がんばれ!!

はなこプロフィール


華の30代OL。
終電帰りも多い過酷労働に従事している。3度の飯よりお酒が大好きで趣味もお酒。 白馬の王子様が来るのを待ちきれず、そろそろ自分のお城を獲得せんと日々奮闘中。

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